韓国トロットとは?日本の演歌との違いと魅力

韓国のくらしと日常

トロットとは?韓国の“なつかしソング”

こんにちは!韓国在住20年のくじらっくです。
今日は韓国人が大好きな「트로트(トロット)」について、演歌との違いやその魅力をまとめてみました!

トロットは、韓国で昔から親しまれてきた歌謡曲で、
日本の演歌に少し似た哀愁のあるメロディーが特徴です。

愛や別れ、家族や人生をテーマにした歌が多く、
お年寄りだけでなく、最近は若い人たちの間でも人気が広がっています。

心にじんわりしみる“韓国の心の歌”として、
今もたくさんの人に愛され続けている音楽です。


🌸 トロットと演歌:似ているようで違う、心の歌

韓国の「トロット」と日本の「演歌」は、
どちらも人生の喜びや悲しみを、歌で静かに語るような音楽です。

比較ポイント韓国のトロット日本の演歌
起源日帝時代の西洋音楽がルーツ明治~昭和の大衆音楽に由来
主なテーマ愛、家族、人生の苦労別れ、酒、孤独、人情
リズム軽快なポルカ風もありゆったりとした三連符が多い
歌唱法ビブラート+多様なアレンジ“こぶし”と情緒が決め手
現代化若い世代が新しいトロットを発信中世代交代はややゆっくり

韓国ではここ10年ほどで「第2次トロットブーム」が起きていて、
若いアーティストが続々と登場しています。
中でも人気なのが、イム・ヨンウンさんチョン・ユジンさん
韓国のテレビや街中でも、よく彼らの歌が流れています。


⭐ イム・ヨンウンさん:心を包む“トロットの王子”

イム・ヨンウンさんの名曲『もう僕だけを信じて』を、ファンの方が心を込めて編集された映像です。
素敵だったのでYouTubeよりシェアさせていただきます。
※動画の著作権は投稿者様に帰属します。
出典:https://youtu.be/5M_amf4mDq8
  • 🗓 1991年生まれ。2020年『ミスター・トロット』で一躍有名に
  • 🎤 代表曲:『이제 나만 믿어요(もう僕だけを信じて)』
  • 🎶 歌の特徴:正統派のトロットに、ポップスやバラードの要素も

お母さん世代から若者まで、幅広いファンに愛されている彼。
CMやドラマのOSTにも多数登場し、いまや“国民の息子”のような存在です。

💬 彼の歌声は「お母さんの涙」とも言われるほど、
あたたかくて、静かに心をなでてくれるような優しさがあります。


🌟 チョン・ユジンさん:静かなカリスマ、“小さな女王”

※YouTubeに公開されているファン編集映像(日本語字幕付き)を紹介しています。
チョン・ユジンさんの魅力がよく伝わる素敵な映像です。
出典:https://youtu.be/wf4l0K9EgLo?si=oZ71mDfJkvPXQ0qQ
※映像の著作権は投稿者様に帰属します。
  • 🗓 2007年生まれの高校生トロットシンガー
  • 🎤 『ミストロット2』で大注目され、若いながらも圧倒的な存在感
  • 🎶 古典トロットの雰囲気を大切にしつつ、現代的な表現も

その透明感のある声と、深い感情表現は、
まるで昭和の日本の少女歌手を思わせると、日本のSNSでも話題に。

💬 年齢を忘れるような深い歌声に、気づけば胸が熱くなっていました。
若いのに、どうしてここまで人の心に響くんだろう…と、驚きました


🎧 日本の演歌ファンの皆さんへ──

韓国のトロットも、きっと好きになるはずです

もし、石川さゆりさん、五木ひろしさん、美空ひばりさんのような
“魂で歌う歌手”が好きな方がいたら──
ぜひ一度、韓国のトロットも聴いてみてください。

韓国語がわからなくても、不思議と心に届く歌ばかりです。
日本のSpotifyやYouTubeでも気軽に聴けますよ

🎵 くじらっくおすすめのトロット4選

정동원(チョン・ドンウォン) – 『여백(余白)』

임영웅(イム・ヨンウン) – 『이제 나만 믿어요(もう僕だけを信じて)』

전유진(チョン・ユジン) – 『신사답게(紳士らしく)』

송가인(ソン・ガイン) – 『한 많은 대동강』

まとめ:心の歌に国境はない

韓国のトロットと、日本の演歌。
生まれた背景やリズムは違っても、どちらも“人の心”を歌っているという点では同じです。

愛、別れ、人生の苦しみ、家族への想い…。
それをまっすぐに伝える歌声は、言葉が違っていても、ちゃんと心に届いてくるんだなあと、
韓国で暮らすなかで何度も感じてきました。

もしまだトロットを聴いたことがない方がいたら、
ぜひ一度聴いてみてください。
日本の演歌が好きな方なら、きっとどこか懐かしい気持ちになるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました