んにちは。韓国在住20年、「くじらっく」です。
ここ韓国でも、最近ニュースでよく耳にするのが、アメリカが中国製品の“迂回輸入”を取り締まる動きについて。
「それって韓国に関係あるの?」と思うかもしれませんが、
実はかなり直接的な影響が出るかもしれない、大事なテーマなんです。
今日は、ちょっぴりまじめに。
韓国で暮らす視点から、日本の皆さんに向けてこの話題をわかりやすくお伝えしますね。
🇺🇸 アメリカの「迂回輸入」規制って?
今アメリカでは、中国製品が韓国・ベトナム・メキシコなどを経由して、
“あたかも中国製じゃないように見せかけて輸入されている”ケースに注目が集まっています。
それに対して、アメリカ側は
「これは不公平だ!」と規制を強化する動きを見せています。
📌 じつは韓国の一部企業も調査対象になるかもと言われていて、ちょっとピリピリムードなんです。
📉 韓米FTAの見直しの兆しも…
FTA(自由貿易協定)は、韓国とアメリカの間で関税を下げたり免除したりするルール。
でも今、そのルールを見直そうという話が一部で持ち上がっています。
とくに影響が大きそうなのが:
- 自動車関連
- 鉄鋼
- 二次電池(EV用バッテリーなど)
アメリカの業界団体が「韓国製品にも関税をかけなおすべきだ」と言い出していて、
韓国政府も急いで対応を始めました。
⚠️ 産業通商資源部が、アメリカとの緊急対話をスタート
⚖️ WTO(世界貿易機関)違反の可能性も視野に
🇰🇷 韓国の企業や生活への影響は?
わたしたちの暮らしに関係ありそうなところを中心に、かんたんにまとめてみました。
🔋 EV部品・バッテリー業界
- LGエナジーやサムスンSDIのような大手は、アメリカに現地工場を持っているのでダメージは少なめ。
- でも、中小企業は関税の影響を直撃される可能性が高いです。
🚙 自動車・部品
- 韓国ブランド車のアメリカでの価格競争力が落ちるかも。
- 生産拠点を多様化しようとする動きもちらほら。
🍊 農産物・食品
- 韓国で販売されている**アメリカ産の果物(チェリー・オレンジなど)**が値上がりしそう。
- 逆に、キムチ・ラーメン・海苔など韓国食品のアメリカ輸出にはチャンスの風が吹くかも?
📣 くじらっくのひとこと
「関税って、ただの“お金”じゃないんです。
それは“国の戦略”そのものなんですよね。」
私は韓国に住んで20年になりますが、
ここ数年は経済と政治のつながりを、日々の生活でも肌で感じることが増えました。
たとえば、近所のマートで果物の値段が少しずつ上がったり、
オッパ(夫)のコンビニで売っている商品が微妙に入れ替わったり。
こういう変化の裏には、国どうしのやりとりや関税政策があったりするんです。
✅ 今、何に気をつければいい?
もしあなたがビジネスや輸出入に関わっていたり、
越境EC(AmazonやeBay)などをしているなら、ぜひこんな視点を持っておくと安心です。
- 原産地表示の確認
→ 予期せぬ関税が発生しないよう、しっかりチェック - アメリカ以外の市場開拓
→ 東南アジアやヨーロッパなど、販路を分散させる動きが◎ - 価格変動の激しい品目の在庫調整
→ チェリーやナッツなど、農産品は要注意!
🧭 まとめ:これは“生活に直結するニュース”
2025年後半、韓米関係や関税の話は経済ニュースだけでなく、私たちの毎日に静かに影響してくるかもしれません。
「ニュースを“遠くのこと”と思わず、
いまの暮らしを支えるヒントとして見ていく目が大事なんだな」と、最近しみじみ感じています。
📌この記事が、どこかであなたの暮らしのヒントになればうれしいです
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